電子ブック移民国家アメリカの歴史 (岩波新書)無料ダウンロード

移民国家アメリカの歴史 (岩波新書)

strong>本, 貴堂 嘉之

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によって 貴堂 嘉之
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内容紹介 アメリカ合衆国は「移民の国」──誰もが口にするこの国のかたちは、いかに形成され、どう変貌してきたのか。移民を近代世界のグローバルな人流のなかに位置づけ、また日本や中国などアジア系移民の歴史経験に着目して、アメリカ史をとらえなおす。トランプ政権下で揺れ動く〈いま〉を考えるためにも求められる、歴史的視座。 内容(「BOOK」データベースより) アメリカ合衆国は「移民の国」―誰もが口にするこの国のかたちは、どう形成され、いかに変貌してきたのか。移民を近代のグローバル・ヒストリーのなかに位置づけるとともに、日本や中国などアジア系移民の歴史経験に着目して、アメリカ史をとらえなおす。揺れ動く“いま”を考えるためにも求められる、歴史的視座。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 貴堂/嘉之 1966年、東京生まれ。1994年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授。専攻:アメリカ合衆国史、人種・エスニシティ・ジェンダー研究、移民研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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アメリカへの移民の中で、アジア系の移民の歴史、特に中国人移民と、日本人の移民の歴史に焦点をあて、移民国家アメリカの歴史を論じた本である。序章・・アメリカには、常にタテマエの高邁な理想・理念を語る顔と、現実主義的で強欲な強面の顔の二つの顔があるとする第一章・・総論的部分。「移民国家アメリカ」誕生、発展の神話の数々。「自由の女神」神話。「多からなる一」スローガン。人種の「るつぼ」神話。るつぼに入れてもらえないアジア系移民の足跡を辿ると、「移民国家アメリカ」の現実が見えてくる。第三章・・19世紀の中国人移民。南北戦争前は商品としての苦力、戦後は自由自発的移民だが、安い労働力。排華法の制定の一方で、在米中国人の政治力も増大。第四章・・法律による移民の選別。白人とアジア系との結婚禁止。移民管理。第五章・・日本人移民の歴史。第一次大戦大戦で移民のアメリカ化は進むが、アジア系は対象外。国際連盟憲章での人種差別撤廃条項の明文化(日本提案)否決。「排日移民法」制定。日米開戦による強制収容。二世部隊の最前線へ動員と多数の戦死。第五章・・戦後。戦争花嫁の増加。異人種間結婚禁止法廃止。リドレス運動と、レーガン政権下の市民的自由法制定。アメリカ国家にいる日系人への謝罪と補償。私的感想〇著者の見解が前面に出すぎている感もあるが、コンパクトにまとまっていて、面白く読めた。〇「白人」「るつぼ」「多」の三つの概念の微妙な違いが面白い。戦前のアジア系移民はどれにも入れてもらえなかったが、入れてもらえる可能性はあり、それゆえに、競争相手排除の論理が、アメリカ社会にひろがったようである。〇諸民族に公平な移民国家というものが、アメリカでもこれだけ困難なことなのに、一体日本ではどうなるのだろうか。

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