きもの文化検定問題集 最新版―5・4級、3級対応

実家にいた頃は振袖を『着せてもらった』事はありますが、嫁入りに着物を持たなくても普通（親の世代も）といった地域で、家にある着物と言えば浴衣ぐらい、という環境で育った者です。事情でたんす一棹分の着物を管理する事になったため、“とりあえず”で着付け教室に、初歩コースだけ通い、「ちょっと受けてみようかな」程度の気持ちで試験に臨みました。どうせ受けるならとテキストは２冊とも購入し、最終チェックのつもりでこの問題集を購入しました。５、４級向きの問題が、練習問題１００問、２００７年度の試験問題１００問、３級向きの問題も、練習問題１００問、２００７年度の試験問題１００問載っています。解答・解説が「問題１００問」の後ろにありますが、解説が、ほとんど『公式教本○頁参照』と書いてあるだけで、この問題集１冊での学習は不能でした。自分で手間を掛けて調べ、勉強する、という意味では良かったかも知れません。しかし、問題数が少なすぎ、傾向を知るには程遠いです。最後の詰めらしい事は期待できないので、テキストや、着物の雑誌で知識を蓄えておくのが良いかと思います。2008年に受験しました。