月刊 HOUSING (ハウジング) 2016年 3月号

いつもより分厚くなっています。特集「完全保存版家づくりスタート本」が特集としていつもより多いようです。特集は家作りの手順から全てを解説する流れですが、当然紙面が限られているので個々の項目については深く掘り下げません。インデックス的な使い方をするものと割り切ったほうがよいと思います。なお、本誌はハウスメーカーのカタログ雑誌なので、建築はハウスメーカーに依頼することが前提となっています。それ以外の方法で建築をしたいのであれば、他の書籍等を併せて調べる必要があります。基本的にはハウスメーカーのカタログ（広告）雑誌に、簡単な説明を追加したような構成です。そのため建築をする際にどのようなことに注意すべきかのインデックス的には使えるかもしれませんが、詳細についてはもう少し絞った別の書籍を読むべきだと思います。カラー写真が多いので注文建築をする場合のイメージ作りにも役立ちますが、作例としては見栄えのする作例が多いのでざっと見て坪単価は高いだろうという例が多いです。特集「完全保存版家づくりスタート本」・段取り完璧ガイド：検討から入居までの概略を説明（4ページ）・お金の話：工事費や資金計画、税金など（6ページ）・マンガで分かる住宅ローン：住宅ローンについて（6ページ）・快適間取りの作り方：住まいの心地よさ、家事のゆとり、のびのび子育て、ふれあい時間、こだわり空間とそれぞれのコンセプトで建てた建築例を紹介し、文章と写真で説明しています。（16ページ）・自分に合った設備の選び方：住宅設備の例とその施工例を紹介しますが、住宅設備メーカー製のハイエンドモデル中心の極少数なので参考程度です。（6ページ）・家の印象を決める素材カタログ：壁材・床材を一部の例を挙げて紹介します。（6ページ）・インテリアコーディネイト術：インテリア（家具類）の紹介と配置のモデルを写真と文章で紹介しています。（6ページ）・注文住宅で叶えた心地いい暮らし：実際に建築した注文住宅を何例か挙げて紹介しています。（20ページ）特集以外は次の要素を含んでいるとされる住宅の作例を紹介しています。何を持ってその要素とするかは作例ごとに違いますので、具体的には本誌を読む必要があります。・住宅メーカーから探す家計にうれしい家・3階建て以上の家・私たちが建てた家（「広さ30～40坪で建てる家」「省エネで快適に暮らせる家」をテーマとして両方あるいはいずれか一方に合致する作例）・お手本に出来る家